Ryuusuiashikarikyo
流水葦雁鏡
Details
黒褐色で黄緑色の錆が覆う。截頭形の捩菊座鈕。外傾するきわめて薄い細縁。柔らかな細線で、流水と葦、並んで右方へ飛ぶ雁を描く。葦と水鳥の組み合わせは十二世紀に流行した図様で、雁や鷺が大きく表される。秋草文鏡などと共に、当時の人々がどのような自然の情景に心を寄せていたかが窺える。この種の文様と松鶴文が合流して、やがて定型の蓬莱文へと展開していく。
流水葦雁鏡
黒褐色で黄緑色の錆が覆う。截頭形の捩菊座鈕。外傾するきわめて薄い細縁。柔らかな細線で、流水と葦、並んで右方へ飛ぶ雁を描く。葦と水鳥の組み合わせは十二世紀に流行した図様で、雁や鷺が大きく表される。秋草文鏡などと共に、当時の人々がどのような自然の情景に心を寄せていたかが窺える。この種の文様と松鶴文が合流して、やがて定型の蓬莱文へと展開していく。
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