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邇保姫神社の獅子舞
(附)木造獅子頭(延享四年在銘) 一面

にほひめじんじゃのししまい
(つけたり)もくぞうししがしら(えんきょうよねんざいめい) いちめん

概要

邇保姫神社の獅子舞
(附)木造獅子頭(延享四年在銘) 一面

にほひめじんじゃのししまい
(つけたり)もくぞうししがしら(えんきょうよねんざいめい) いちめん

無形民俗文化財 / 中国・四国 / 広島県

広島県

広島市南区西本浦町12番13号

広島市指定
指定年月日:20141126

無形民俗文化財

1. 行事の次第と編成
(1) 「みそぎ・はらい」行事
・例祭日前約10日間、日ごとに地域を分け、氏子の家一軒一軒を廻り、お祓いを行う。
・多い日には、獅子4頭を出し約80人が分担して廻る。
・行列の構成は、神職・獅子・笛・太鼓・先触れなどで、先触れは各町内会長や組長が参加する。
・まず神職が氏子の家の座敷に入り、祓詞をあげて大麻で祓い退出する。その後獅子が庭先から座敷に入り、舞う。
・獅子は、頭を持って舞う舞子と尻を持って調子を合わせる尻子の二人舞である。笛は各自所有の手作りの竹笛で、獅子1頭に1人つき座敷の外で吹く。太鼓は、行列に1個で小車にのせて引き、往来で叩く。
・舞は、オカグラ・モトスケ・エビライの3場面で、笛と太鼓に合わせて連続して舞う。
 オカグラは、獅子が入室して罪穢を見つけ、喜びながら追いまわす(榊と鈴をもって舞う)。
 モトスケは、追い詰めて飛びかかり食いつく。
 エビライは、家の外へ吐き出す(身体を伏せて縮め、口を震わせ、大きく伸びて終る)。
・座敷では、神棚に向かい、神棚がない場合は床柱などを正面として舞う。
・日ごとに宮下の広場で全獅子による「舞納め」を行う。
(2) 神輿渡御の道行きの先導
・例祭後、御神体を神輿で約1キロ東にある胡子神社に移して神事を行う。この道行きの先導を行う。  
・道行きの構成は、獅子・太鼓・笛・神饌・神職・神輿・巫女その他の供奉である。
・「露払い」の獅子舞は舞いながら、あるいは後ろ向きに進む。獅子は1頭で、舞子は適宜交替し、勢いを維持する。
・御旅所で神事、巫女舞の後、獅子舞を行う。
(3) 曲目(採譜) 時代相応のもの
・宮から地域に行く道行きの曲
・地域に入り、家から家へ移動する曲
・家での獅子舞の曲
・神輿渡御の露払いの曲

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