絵葉書(立山雄山神社・富山県主要生産品)
えはがき(たてやまおやまじんじゃ・とやまけんしゅようせいさんひん)
概要
富山県の名勝立山と主要生産品を掲載した絵葉書である。
左上の枠の中にモノクロ写真で立山とその頂上にある雄山神社が見える。右下には長方形の枠があり、右読みで「富山県/主要生産品」とある。さらにその下右から、「越中米」、「賣藥」、「織物」、「銅器」、「漆器」、「木工」、「藁工品」、「籐表」と8品目が記されている。周囲にはエンボス加工された鳳凰や桜の花、杵で餅をつくウサギ、ツルなどが配され、彩色されている。
表面は右読みで「郵便はかき」とあり、通信文記載欄が全体の二分の一となっている。これは大正7~昭和7年(1918~32)に作られた絵葉書の特徴である。
下部には右読みで、「富山・藻谷印刷所・オフセット印行」とある。
本資料は未使用であり、切手貼り付け欄には富山県の形をした絵の上に「博」の字が置かれ、何かの博覧会の記念絵葉書と考えられる。