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刺繍釈迦三尊像

ししゅうしゃかさんぞんぞう

概要

刺繍釈迦三尊像

ししゅうしゃかさんぞんぞう

染織 / 鎌倉 / 中部

不明

鎌倉末期

掛幅装、絹本刺繍

本紙 縦79.5cm、横40.5cm 表具 縦158.0cm、横54.0cm

1幅

山梨県指定
指定年月日:20150205

有形文化財(美術工芸品)

釈迦三尊像を、筆で仏画を描くように一刺し一刺し繍(ぬ)い表したいわゆる繍仏(しゅうぶつ)である。繍仏は、その現存最古の遺例としては、聖徳太子の妃橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)が発願(ほつがん)したと伝えられる、中宮寺(奈良県)の天寿国繍帳(てんじゅこくしゅうちょう)(国宝 7世紀)が知られている。
・繍仏が盛行するのは鎌倉時代に入ってからであるが、その多くは、浄土教信仰に基づく阿弥陀(あみだ)三尊(さんぞん)来迎図(らいごうず)が主であり、本件のような釈迦を主尊とする遺例は、真正(しんしょう)極楽寺(京都府)の刺繍釈迦三尊来迎図(重要文化財)等極めて稀少である。

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キーワード

来迎 / 阿弥陀 / 浄土 / 鎌倉

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