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刺繍阿弥陀三尊来迎図

ししゅうあみださんぞんらいごうず

概要

刺繍阿弥陀三尊来迎図

ししゅうあみださんぞんらいごうず

歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 絵図・地図 / 鎌倉 / 日本

鎌倉/14世紀

縦72.7 横32.1

一幅

重文

 本紙・表装とも刺繍で表した阿弥陀三尊来迎図である。中央には阿弥陀三尊の来迎と、『大無量寿経』に説かれる偈を、上段には、二十五菩薩の種子、下段には、蓮池をはさんで、不動妙王と毘沙門天の立像、さらに左右端中央には釈迦と薬師の種子を美しい蓮華唐草の中に配している。中尊阿弥陀の光背には、種子「ア」を四十八個配し、色のぼかしや線の躍動感を、高度な刺繍の技法を駆使して仕上げている。毘沙門天や不動明王を護法神としている点からみて、天台宗系浄土教の融通念仏信者の信仰から生み出された作品考えられる。

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