こけし

石像 / 昭和以降 / 日本 

イサムノグチ (1904-1988)
1951
左125.5/右104.0
神奈川県立近代美術館

 この≪コケシ≫はもう15年以上も鎌倉館の中庭で雨の日も晴れの日もそこにいます。その愛らしいかたち、大きさから、いまや鎌倉館のマスコットのようです。このコケシと背比べをしにくる親子もいます。この二人は恋人でしょうか。良く見てみると男の人の左肩からは見えない手が伸びて、女の人の肩を抱いているように見え、二人は穏やかな幸福感に包まれているようです。父が日本人、母がアメリカ人であったイサムは、2歳から14歳までを日本で過ごし、その後アメリカで暮らしました。戦争があった時代にその二つの国で過ごした経験は、イサムにとって根底に流れる体験となっていたのではないでしょうか。のちに来日し、日本古代の素朴で簡潔なもののかたちのなかに、新しい可能性を見出します。石を使った彫刻や、デザインの分野では和紙を使った照明「あかり」のシリーズ、公園の設計にいたるまで幅広く活躍し、20世紀を代表する彫刻家といわれています。

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