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鉄仏餉鉢

てつぶっしょうばつ

概要

鉄仏餉鉢

てつぶっしょうばつ

工芸品 / 南北朝 / 関東

南北朝/1374

鋳鉄、鉢形で、口は角縁、胴の中程に二条の紐と珠文帯をめぐらし、それに接した下半部に大形の八葉仰蓮を置き、底には低い高台をつける。上半部に九行の銘文を、その対面には蓮台にのる火炎宝珠を、また銘文と宝珠の間には六箇の飛雲文を鋳出す。底裏中央に永い一文字の湯口がある。

高26.0 口径57.6 高台高0.8 高台径28.5 (㎝)

1口

重文指定年月日:19630701
国宝指定年月日:
登録年月日:

一般財団法人セゾン現代美術館

国宝・重要文化財(美術品)

鉄仏餉鉢の重文に弥彦神社のものを最古としていくつかあるが、本鉢のように鋳上がりが美しく、文様を施したものは稀有である。製作時期、願主、奉納先が分かり、貴重である。

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