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蘆屋松梅図真形釜

あしやまつうめずしんなりがま

概要

蘆屋松梅図真形釜

あしやまつうめずしんなりがま

工芸品 / 室町 / 関東 / 東京都

東京都

室町/1517

鋳銅製。繰口が低く、肩が張り、胴が割合高く、腰に撫葉形の羽をめぐらす。肩際についている鐶付は鬼面で、鐶通し穴の下縁が太い。生底で、中央に丸形の湯口がある。表は口際から羽先まで霰を押して地文とし、正面、背面および左右の鐶付を中央にして矩形の平地を設ける。正背面の平地には銘文を、左右鐶付の平地には一方には松枝と梅花、他方には老松と州浜を表す。

胴径26.8 高19.9 (㎝)

1口

東京都港区南青山6-5-1

重文指定年月日:19540320
国宝指定年月日:
登録年月日:

公益財団法人根津美術館

国宝・重要文化財(美術品)

本釜は、永正十四年(1517)芦屋の大江宣秀の作で、年紀と作者が記されているのは、芦屋釜の中で唯一のものである。底が生底(鋳造当初の底)であることも稀有であり、貴重な遺例である。

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キーワード

/ 芦屋 / 鐶付 /

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