夕顔蒔絵硯箱
ゆうがおまきえすずりばこ
概要
夕顔蒔絵硯箱
ゆうがおまきえすずりばこ
京都府
室町
被蓋造、錫覆輪の硯箱。身には中央に銅台鍍金の菊形水滴と硯を置き、左右に懸子を納める。蓋表は蔦のからむ網代垣に夕顔の図を梨地に研出、銀金貝を交えた薄肉の蒔絵で表す。蓋裏は、梨地に研出と薄肉蒔絵にて夕顔に女郎花、右上に金銀の研出蒔絵で雲形、左下部を雷光形に仕切って沃懸地とし片輪車を表す。
縦24.3 横22.7 総高5.0 (㎝)
1合
公益財団法人北村文華財団 京都府京都市上京区御車道通清和院口上ル東入梶井町448-4
重文指定年月日:19630701
国宝指定年月日:
登録年月日:
公益財団法人北村文華財団
国宝・重要文化財(美術品)
室町時代の蒔絵硯箱の遺品の中で、本品は意匠に趣があり、技法も優れた格調高い優作である。