比良山蒔絵硯箱 ひらさんまきえすずりばこ

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漆工 / 江戸 / 関東 

東京都
江戸
木製黒漆塗りで、四方をわずかに角切とした方形被蓋造りの硯箱である。蓋甲周縁を面取りとし、蓋口辺には玉縁が細く作り出され、廻らされている。蓋には、表裏で異なる二つの情景が…
縦24.8㎝ 横22.9㎝ 高4.8㎝
1合
東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
重文指定年月日:20100629
国宝指定年月日:
登録年月日:
独立行政法人国立文化財機構
国宝・重要文化財(美術品)

江戸時代を代表する蒔絵師の一人である塩見政誠の作として評価されてきた硯箱である。さざ波の湖面の中央を漕ぎ渡る舟、水面に漂う桜の花びら、遠景に霞む連山の重なりなどを金の研出蒔絵と薄肉高蒔絵にて精細に表現している。
 本作品は、和歌に典拠した意匠による中世以来の伝統的表現様式を継承しながら、江戸時代の特徴でもあるより精緻な表現技法として発展させた確かな漆工技術によって製作された優品であり、貴重である。

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