梨子地稲穂蒔絵硯箱 なしじいなほまきえすずりばこ

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工芸  漆工 / 昭和以降 / 日本  九州  佐賀県 

昭和時代/20世紀
木製 漆塗 蒔絵 長方形 被蓋造
竪23cm 横19.7cm 高4cm
1合
佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
財団法人鍋島報效会

13代鍋島直泰夫人紀久子が昭和6年1月に結婚のお祝いとして皇后陛下(香淳皇后、紀久子夫人の従姉)から拝領した硯箱。方形、被蓋造で縁には銀覆輪を廻らせている。蓋表は黒漆地に平目粉を粗密に蒔き、霞のなかでたわわに実った頭を垂れる稲穂を、蓋裏と見込みは梨子地に初夏の青田風景を、金銀の平蒔絵・高蒔絵・研出蒔絵などの技法を用いて表す。筆や墨挟み、刀子や錐にまで稲を描き、硯に水を注ぐ水滴は田んぼに舞い降りる白鷺を象るなど、硯箱全体で初夏から秋にかけての稲田風景を表している。稲穂には豊作・豊穣というおめでたい意味があり、皇后陛下からの結婚のお祝いにふさわしい、細部まで意を尽くした重厚な硯箱といえる。

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