太刀〈銘来国光/〉
たち〈めいらいくにみつ〉
概要
太刀〈銘来国光/〉
たち〈めいらいくにみつ〉
福岡県
鎌倉
鎬造、庵棟、中鋒。磨り上げながら身幅広く、華表反りの高い堂々たる太刀姿。鍛小板目肌よく約み、地沸厚くつく。刃文広直刃調に丁子互の目交じり、足葉よく入り匂深く小沸くよくつく。帽子直ぐに小丸、彫物表裏棒樋丸留。茎磨上、先切、僅かに反り鍛目切、目釘孔四中一つ銅埋、茎先棟寄りに銘。
身長80.6 反り3.3 元幅3.0 先幅2.2 鋒長3.2 茎長21.2 (㎝)
1口
九州国立博物館 福岡県太宰府市石坂4-7-2
重文指定年月日:19520329
国宝指定年月日:19550202
登録年月日:
独立行政法人国立文化財機構
国宝・重要文化財(美術品)
来国光は来国次と並んで、鎌倉末期における来派の名工であり、この太刀はその一作風を代表する名作である。豪壮雄大の作は他を圧するものがある。地刃の出来は国光の工の高さを示し、磨り上げながらも健全無比の完全さである。