勅撰和歌集 ちょくせんわかしゅう

 / 鎌倉  南北朝  室町 / 近畿 

鎌倉~室町
12帖、9冊、11紙
重文指定年月日:20000627
国宝指定年月日:
登録年月日:
公益財団法人冷泉家時雨亭文庫
国宝・重要文化財(美術品)

勅撰和歌集は『古今和歌集』に始まり、『新続古今和歌集』に到る二十一代集が撰集された。本件は、和歌の宗家である冷泉家に伝存する勅撰和歌集の古写本および断簡等をまとめたものである。
 撰集順に略述する。①『古今和歌集』(1、以下括弧内数字は撰集順の番号)は、平安時代後期の断簡【だんかん】に始まり室町前期までの写本がある。注目されるものに、文永四年(一二六七)書写奥書のある貞応二年本がある。貞応二年本は、藤原定家が貞応二年に嫡孫二条為氏に与えたもので、二条家流和歌の証本となった。原本は伝存しないが、本書は定家本から直接写した古写本である。また、『古今和歌集』『後撰和歌集』『拾遺和歌集』をまとめた定家本三代集の鎌倉時代後期の小型古写本三帖が、江戸時代製作の蒔絵箱に収められている。②『後撰和歌集』(2)は、鎌倉時代後期から室町時代後期までの写本で定家本である。なかに一条冬良奥書本がある。③『金葉【きんよう】和歌集』(5)は室町時代後期の写本。④『詞花和歌集』(6)は室町時代後期写本。⑤『千載和歌集』(7)は室町時代中期写本。⑥『新古今和歌集』(8)は鎌倉時代後期と室町時代中期の写本。奥書に文明十五年の宗巴奥書がある写本もある。⑦『新勅撰和歌集』(9)は南北朝時代から室町時代までの断簡。⑧『続後撰和歌集』(10)は南北朝時代の断簡。⑨『続古今和歌集』(11)は上巻のみの一冊であるが、鎌倉時代後期になる古写本。⑩『玉葉【ぎょくよう】和歌集』(14)は、本文が三分の一ほどしか残されていないが、ほぼ撰集と同じ鎌倉時代後期と思われる。雲母引【きらびき】の雁皮紙…

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