紙本墨画布袋図〈足利義持筆/〉
概要
足利義持(一三八六~一四二八)は、室町幕府四代将軍であると同時に「大相公」として当時の禅宗文化の発展に主導的な役割を果たしている。彼は詩文に親しみ自らも絵筆をとり、いま知られる限りその作品十余点が伝わっているが、余技にしてはその筆技がかなり高く、布袋図はそれらの中でも出色のものである。図の左右に三行ずつ金剛経要文を自書している。
足利義持(一三八六~一四二八)は、室町幕府四代将軍であると同時に「大相公」として当時の禅宗文化の発展に主導的な役割を果たしている。彼は詩文に親しみ自らも絵筆をとり、いま知られる限りその作品十余点が伝わっているが、余技にしてはその筆技がかなり高く、布袋図はそれらの中でも出色のものである。図の左右に三行ずつ金剛経要文を自書している。
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