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刀 銘 肥前國住藤原忠廣 寛永七年八月吉日

かたな めい ひぜんこくじゅうふじわらただひろ かんえいしちねんはちがつきちじつ

概要

刀 銘 肥前國住藤原忠廣 寛永七年八月吉日

かたな めい ひぜんこくじゅうふじわらただひろ かんえいしちねんはちがつきちじつ

工芸品 / 金工 / 江戸 / 日本 / 九州 / 佐賀県

初代忠吉(藤原忠広)  (1572〜1632)

しょだいただよし(ふじわらただひろ)

寛永7年/1630年

刃長75.6cm 反り1.2cm

1口

佐賀県佐賀市松原2丁目5-22

公益財団法人鍋島報效会

佐賀県指定重要文化財

肥前刀の祖である初代忠吉こと橋本新左衛門59歳の円熟期の名刀で、初代鍋島勝茂の佩刀と伝えられる。忠吉は龍造寺家のお抱え刀工橋本道弘の子で、慶長元年(1596)に京都の刀工・鐔工である埋忠明寿の門に入った。同3年佐賀に帰り藩主勝茂に抱えられ長瀬町で作刀にあたった。寛永元年に武蔵大掾を受領し、名を忠広と改め、姓を藤原とした。本刀の銘には「肥前國住藤原忠廣」とだけ打たれており「武蔵大掾」の受領銘が省略されているのは、藩主注文のためと考えられ、一般にこのような例は「献上銘」と呼ばれる。

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キーワード

肥前 / 忠広 / / 忠吉

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