吉弘楽 よしひろがく

無形民俗文化財 / 九州 

大分県
指定年月日:19961220
保護団体名:吉弘楽保存会
備考:
重要無形民俗文化財

 吉弘楽が伝承される武蔵町は、大分県国東半島の東南部にあたり、吉広地区は同町内を流れる武蔵川支流の吉広川をさかのぼった地域である。
 吉弘楽は、踊り手自身が太鼓を打ちたたきながら踊る太鼓踊の一つで、毎年旧暦六月十三日に、虫送りの祈願として吉広地区楽庭の楽庭八幡神社境内で行われている。演じる人びと全体の基本的な人数は四九人で、これを三組に分けるが、二三人の組を二組と、三人の組を一組に構成する。二三人の組は、それぞれ本頭(ほんがしら)と末頭(すえど)と呼ばれ、一組の内訳は、指導者格の音頭一人、鉦二人、笛三人、さらに演目の中で念仏を唱える「念仏申(ねんぶつもうし)」と呼ばれる者二人及び最も人数の多い端楽(はしがく)一五人である。三人の組は中頭(なかど)と呼ばれ、音頭一人と鉦二人で構成される。
 扮装については、音頭と端楽では音頭が烏帽子あるいは兜をかぶり、端楽が陣笠をかぶって区別されるが、全員が絣の着物に襷を掛け腰蓑をつけ、紺地の胸当てには旧領主の吉弘氏の定紋とされる左三つ巴の紋を白く染めぬき、胸に太鼓をつけ、背中には先端に御幣をつけ、同じ紋を染め抜いた旗をつけている。なお本頭の組は陣笠や旗の色を黒とし、末頭の組は赤で区別し、中頭の音頭は白い旗を背負う。念仏申や三組の鉦及び笛の衣裳は、裃に袴をつけ、さらに鉦は脚絆を巻いている。
 吉弘楽の「ツグリ」(順序、次第あるいは演目)は「神納(しんのう)」「ガタガタ」「ツクテンツク」「道楽庭入」「四方固め」「テンゴーゲー」など一四あり、この一四ツグリを通して演じることを一庭と呼び一時間余りかかる。近年は午…

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