穴沢用水普請供養塔
あなざわようすいふしんくようとう
概要
穴沢用水は、木の俣川から取水する用水で、今日も使用されている旧木の俣用水の前身である。明和7年頃、百村の穴沢集落27軒の自普請により開かれた。その後、北弥六、細竹、木綿畑、上厚崎の各方面に延長され、非常に重要な用水となった。明和7年から安永7年にかけて行われた開削、石橋設置、水路延長、改良の一連の工事を記念すべく安永7年に供養塔が建立された。碑文には工事概要や、延長工事に出資した村名、人足を提供した村名等が記されており、地域の歴史を知る貴重な資料となっている。