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刀[重要刀剣][重要小道具(拵)]

かたな

概要

刀[重要刀剣][重要小道具(拵)]

かたな

金工

(無銘)伝 助真[鎌倉一文字]

すけざね[かまくらいちもんじ]

日本

刀:文永年間(1264-74) 拵:江戸時代前期

刀:長61.0cm、反1.82cm 拵:長91.2cm、反4.4cm

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助真は備前国(現在の岡山県備前市)の福岡に住んだ一文字派の刀工で、地名をとって福岡一文字と呼ばれた。彼はのちに鎌倉幕府に召され備前から鎌倉(現在の神奈川県鎌倉市)に移住し、鎌倉鍛治の開拓者となって、鎌倉一文字と称された。鎌倉時代中期に活躍し、同じ一文字派の吉房や則房とともに最も華やかな刃文を焼く刀工として知られる。作風は焼幅に広狭のある華麗な大丁子乱れを灣れ調に焼いており、刃中の働きはすこぶる複雑で味わい深い。後の時代に戦闘方法が騎馬戦から徒歩戦にかわった為、もとの長さより磨上げられて短くなり、茎に銘はないがその作行は一見して助真と判ずることの出来る特徴を備えている。

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