甲府城跡出土遺物
こうふじょうあとしゅつどいぶつ
概要
甲府城跡出土遺物
こうふじょうあとしゅつどいぶつ
山梨県
室町~江戸中期
石製品17点(宝篋印塔2点、石仏11点、石臼4点)
金属製品11点(釘隠2点、柄鏡1点、銃砲銃弾2点、輪宝6点、慶長一分金1点)
木製品4点(狭間の部材として使用、杉材)
宝篋印塔:縦13㎝、横13㎝、高さ4㎝他
石仏:縦34㎝、横25㎝、幅18㎝他
石臼:直径32㎝、高さ14㎝他
輪宝:縦17.5㎝、幅17.5㎝、厚さ0.7㎜他
慶長一分金:縦1.6㎝、幅0.9㎝、厚さ0.2㎝
狭間:高さ29㎝、幅42㎝、奥行き12㎝
32点
山梨県甲府市下曽根町923
山梨県指定
指定年月日:20110901
山梨県立考古博物館
有形文化財(美術工芸品)
石製品は、甲府城石垣の裏込栗石に使われていたものが大半であり、天文年間の銘がある出土品があることから、甲府城築城以前の寺院に関わるものが使用されたと推測される。金属製品は、四菱紋などから柳沢期(1704~1724)のものと推定され、慶長一分金は初鋳年は1601年とされている。