大正時代/20世紀初頭
象牙製 木製漆塗蒔絵
総高20.4cm (雄)竪6.5cm 横7.3cm 高さ14.9cm (雌)竪5.0cm 横8.5cm 高さ8.1cm
1基
佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
公益財団法人鍋島報效会
大正7年(1918)7月27日、朝香宮允子妃と紀久子女王が病気全快のお礼のために御参内の節、紀久子女王が天皇陛下より拝領した置物。象牙彫りの雌雄の鶏だが、やわらかな羽の質感やなにげない一瞬の姿形など、細部まで巧みに彫り表す。台は総体黒漆塗り、縁に沿うように薄く金粉を蒔き、葛やススキ、雛菊や女郎花といった秋の草花を金・銀・青金の高蒔絵・平蒔絵であらわす。