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鎮子

ちんす

概要

鎮子

ちんす

考古資料 / 奈良県

中国・前漢 紀元前3~1世紀

熊形

高6.4

1個

 熊を上面に表わす円形の重し(鎮子)(ちんす)は、ちょうどこの四つが一セットとして使われたはずである。前漢期には神仙思想(しんせんしそう)に伴って六博(りくはく)(すごろくのようなゲーム)が流行した。世界を記号のような簡単な線の組み合わせで表わした盤を使うゲームで、賽(さい)として算木(さんぎ)のような木棒を投げて目を決める。鎮子はそのための盤の四隅を留めるものだったらしい。青銅製の本体の中に重しとなる物質が充填されている。

坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.61, no.356-359.

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キーワード

紀元前 / 青銅器 / 坂本 / 奈良

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