Incense Burner, Boshanlu
Details
Incense Burner, Boshanlu
Western Han dynasty, China, 3rd century BC-1st century
Bronze, Human shaped leg
H 23.0, D 7.7
1個
前漢期には「神仙思想(しんせんしそう)」が流行し、それに関連する器物もいくつか知られている。世界の中心にそびえるとされる崑崙山(こんろんさん)を模した博山炉(はくさんろ)は、こうした神仙思想を背景に作られた香炉である。高杯(たかつき)型の器にけわしい山をかたどる蓋がはまり、中で香を焚くと、蓋の山並の間に設けられた透かし孔から、たなびく雲のように煙が漏れ出でるという趣向になっている。
坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.60, no.318.