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ゆう

概要

ゆう

考古資料 / 奈良県

中国・晩商二~三期 紀元前15~紀元前11世紀

細線饕餐紋

通蓋高23.4 口径6.6

1個

 提梁(ていりょう)(提げ手)のついた酒つぼをあわせて卣(ゆう)という。商代前期に出現して以来、商代後期、西周期にかけて発達する。本例は商代後期の前半に流行した細身の形である。提梁はくびれた器身に合わせた形に造られていて、器身に設けられた環に付け根の獣頭の裏側の軸がはまるように、大変手の込んだ仕組みを用いて鋳造されている。器の下半に細線饕餮文(さいせんとうてつもん)が表わされている。

坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.30, no.65.

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キーワード

/ 紀元前 / 饕餮 / 青銅器

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