ムーランルージュのイギリス人

版画  リトグラフ(石版画) / ヨーロッパ 

トゥルーズ=ロートレック、アンリ・ド (1864-1901)
1892年
リトグラフ・紙
47.5×37
額装

 映画『赤い風車』の舞台、ムーラン・ルージュは、フランス革命百周年を記念した万国博覧会の年、1889年に開店したカフェ・コンセールである。エッフェル塔の建てられたパリには、世界中の紳士淑女が集い、モンマルトルのダンス・ホール『赤い風車』では一日中、馬鹿騒ぎがおさまらなかった。ロートレックは1891年以降、そんな情景をスナップショットでリトグラフ(石版画)に定着させていった。ドガの影響をもとに学んだ浮世絵の技法を採り入れた画面は、淡彩と毛筆の筆致で処理されており、明暗法を用いない平板な衣服の表理で、ベルエポックの浮かれた雰囲気を余すこところなく伝えている。本作品はまた、下絵としてカルトンに施された油彩画をもち、ロートレックが油絵を石版画の準備に用いた好例となっている。(荒屋鋪透)

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