梵鐘
ぼんしょう
概要
総体に形姿が優れ、前代の様式を継承しつつも、部分的に竜頭、笠形、乳、駒の爪などには後代の梵鐘の先駆ともみられるものを胚胎している。銘文には、寺銘、発願者、壇越、紀年、冶工、詞および銘の選者、筆者、重量などを記し、鐘銘鋳稀に見るものである。冶工の志我部海継は、遺品にその名が記される鋳師の最初の確実な例である。
本鐘は、「三絶の鐘」と称して名高いものである。三絶とは、則ち銘文序を橘広相、菅原是善の選、藤原敏行の書という、当代一流の名家の手になることによる。
ぼんしょう
総体に形姿が優れ、前代の様式を継承しつつも、部分的に竜頭、笠形、乳、駒の爪などには後代の梵鐘の先駆ともみられるものを胚胎している。銘文には、寺銘、発願者、壇越、紀年、冶工、詞および銘の選者、筆者、重量などを記し、鐘銘鋳稀に見るものである。冶工の志我部海継は、遺品にその名が記される鋳師の最初の確実な例である。
本鐘は、「三絶の鐘」と称して名高いものである。三絶とは、則ち銘文序を橘広相、菅原是善の選、藤原敏行の書という、当代一流の名家の手になることによる。
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