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梵鐘

ぼんしょう

概要

梵鐘

ぼんしょう

工芸品 / 奈良県

沈文殊

中国・六朝時代 6世紀/太建7 575

銅製 鋳造

高38.7 口径20.6

1口

重要文化財

 銅鋳製の小形の梵鐘。龍頭(りゅうず)は双龍が笠形を噛み、中央頸部上に宝珠をのせている。笠は一線の圏条をもって内外区に分け、鐘身は上帯、中帯、下帯、縦帯を設け、乳(ち)の間、池の間、草の間に相当する区画はあるが、乳は造り出さず、下縁の駒爪も突出させない。2個の八葉蓮華文撞座は龍頭方向と直角に据え、その中心は高く、ほぼ鐘身中央に位置する。全体の形は縦長で、京都・妙心寺、福岡・観世音寺の鐘よりもさらに古式である。縦帯の一間に刻銘があり、陳・太建7年(575)の制作であることがわかる。わが国の梵鐘の祖形となったと思われる中国・六朝時代の貴重な遺例である。

奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, p.291, no.64.

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