明染付花卉文大皿
みんそめつけかきもんおおざら
概要
明染付花卉文大皿
みんそめつけかきもんおおざら
東京都
明
素地は純白に近い磁質で、青みのある透明釉が厚くかかり、釉下にやや黒ずんだ呉須で花卉文を描いている。内側の見込には、鶏頭、蓼、菅草、蒲公英などの野花を描き、筋雲、岩、土坡、流れを配して野辺の情景を表している。内側の周縁には、八方に柘榴、菊、枇杷、桃、菅草などの折枝文を配し、外側の周縁には松竹梅などを描く。高台内は露胎でうっすらと赤く焦げ、銘款などはない。
高9.4 径63.3 (㎝)
1枚
東京都港区南青山6-5-1
重文指定年月日:19540320
国宝指定年月日:
登録年月日:
公益財団法人根津美術館
国宝・重要文化財(美術品)
直径60㎝を超える大皿。きめ細やかでのびのびと描かれた文様描写や、釉の特色から明代の景徳鎮窯製と考えられている。すっきりとしながらも風格の高い優作である。