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色絵牡丹文水指〈仁清/〉

いろえぼたんもんみずさし〈にんせい〉

概要

色絵牡丹文水指〈仁清/〉

いろえぼたんもんみずさし〈にんせい〉

工芸品 / 江戸 / 関東 / 東京都

東京都

江戸

肩に稜をつけた棗形をなす轆轤成形の水指で仁清が創出した独特の器形である。器表には腰まで細かい貫入のある、なめらかな半失透の白釉を掛けて下地とし、そこに金・銀・赤・緑・黒で上絵付をきわめて入念になしている。中国陶磁の窓絵の構図に倣いながらも、文様は巧みに和様化され、胴の四方には格狭間形の窓に牡丹図を構図を変えて表現している。窓絵の土坡と霞を表した金泥は切箔のごとく表現され、地文様の花菱とともに蒔絵風の趣を生み出している。

高13.7  口径10.0  底径10.0  (㎝)

1口

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19930610
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

優美な姿に仁清の色絵技法が存分に発揮され、華やかで洗練された趣が横溢しており、仁清の色絵水指を代表する優品として重要である。丸亀藩京極家伝来。

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