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芭蕉布着尺「サバキバー マユビチー」

ばしょうふきじゃく「さばきばー まゆびちー」

概要

芭蕉布着尺「サバキバー マユビチー」

ばしょうふきじゃく「さばきばー まゆびちー」

染織 / 昭和以降

喜如嘉の芭蕉布保存会

きじょかのばしょうふほぞんかい

平成9/1997

喜如嘉の芭蕉布

幅37.5

1反

文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)

国(文化庁)

 芭蕉布は、糸芭蕉の繊維を糸にして用いるきわめて特色ある織物で、沖縄、奄美諸島の衣料として、古くは盛んに作られた。そのうち沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉で製作されていた日常衣料を主とする芭蕉布製作の伝統が、今日、同地域の婦人たちによって伝承されている。喜如嘉の芭蕉布は、琉球藍染、木灰の使用等、すべて天然の材料による素朴な古来の技法を伝えており、かつ、地方的特色を色濃く示している。
 喜如嘉の芭蕉布保存会は、経験豊かな苧引き、苧炊き、絣結び、染織、製織、洗濯の各工程の会員で構成されている。
 本作品は、重要無形文化財「喜如嘉の芭蕉布」の指定要件に沿った伝統的な技術により製作された作品。サバキバー(櫛の目)、マユビチー(眉引)の絣文様の染料は、それぞれテーチ(車輪梅)、エー(琉球藍)を使用している。

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