井戸大茶碗
いどおおちゃわん
概要
皿に近い碗であり、見込に窯詰時に置いた胎土目の溶着痕が残る。慶長・元和頃(1596-1624)の唐津焼にも似通っており、生産地については即断できない。箱書きに「印土重大茶碗 二」(表書)、「日峰様高麗ヨリ御持帰之品/泰盛院様御寄附」(裏書)とある。日峰様は藩祖鍋島直茂、泰盛院は初代勝茂のこと。勝茂が菩提寺である高伝寺に寄附し、その後大正14年(1925)に鍋島家へ返納された、という由来を持つ。
いどおおちゃわん
皿に近い碗であり、見込に窯詰時に置いた胎土目の溶着痕が残る。慶長・元和頃(1596-1624)の唐津焼にも似通っており、生産地については即断できない。箱書きに「印土重大茶碗 二」(表書)、「日峰様高麗ヨリ御持帰之品/泰盛院様御寄附」(裏書)とある。日峰様は藩祖鍋島直茂、泰盛院は初代勝茂のこと。勝茂が菩提寺である高伝寺に寄附し、その後大正14年(1925)に鍋島家へ返納された、という由来を持つ。
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