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しゃく

概要

しゃく

考古資料 / 奈良県

中国・二里岡期 紀元前17~紀元前15世紀

弦紋

高15.3 流尾長15.3

1個

 青銅爵(しゃく)は二里頭期に出現し、青銅彝器(いき)の中でも最も古い歴史を持つ。酒を温めるための器で、三本の足と把手(鋬)(ばん)、注口(流)(りゅう)とバランスをとるためかその反対側(尾)(び)が少し長く作られている。流の付け根につくキノコ形の柱(ちゅう)は何の機能があったのか、よく分かっていない。商代前期(二里岡期)の最も古い型式に属するこの爵は平底で扁平な器身を持ち、少し不安定な感じをいだかせる。扁平なほど鋳型を作りやすかったからだろう。

坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.20, no.1.

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キーワード

/ 紀元前 / / 青銅器

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