彩牋墨書古今集第十四断簡〈(本阿弥切)/(いつはりの)〉
色紙墨書道済集断簡〈(紙撚切)/(まかきの)〉
紙本墨書家集断簡〈(針切)/(わかために)〉
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しほん…

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 / 平安 / 関東 

東京都
平安/12世紀前半
掛幅装、三葉同幅、
本紙寸法 ①本阿弥切:16.6㎝×8.2㎝、②紙撚切:20.7㎝×8.1㎝、③針切:20.9㎝×9.6㎝
1幅
東京都台東区上野公園13-9
重文指定年月日:
国宝指定年月日:
登録年月日:20130617
登録美術品

 本作品は「本阿弥切」「紙撚切」「針切」と呼ばれる古筆切を一幅の掛幅に仕立てたもので ある。
 「本阿弥切」は『古今集』の断簡で、伝称筆者は小野道風(894~966)であるが、書写年代は道風の時代より遅く平安時代後期にまで下がる。料紙は布目打ちのある唐紙で、白の具引きを施した上に雲母で夾竹桃文様を刷り出している。書風は緩急抑揚に変化があり、筆運の変化を強調している。「本阿弥切」は料紙の美しさと流麗な書風から上代仮名の優品として古来より珍重されてきた。
 「紙撚切」は、中古三十六歌仙の一人源道済(~1019)の私家集である『道済集』の断簡である。伝称筆者は藤原佐理(944~998)である。料紙は金銀揉箔散の装飾料紙を用い、書風は、連綿が長くつらなり、右上がりの独特の運筆である。
 「針切」は、中古三十六歌仙の一人相模(生没年不詳)の家集『相模集』の断簡である。伝称筆者は藤原行成(972~1027)である。 筆線は直線的にして速く鋭い筆致で、やや左に傾斜している。
 本幅は、三蹟の小野道風・藤原佐理・藤原行成を伝承筆者とする古筆切を一幅に仕立てたものである。三葉ともに、平安時代後期に書写された古写本の断簡で、国文学上に貴重であるのみならず、三蹟の古筆切を同幅内にて鑑賞できる方法を伝える貴重な史料である。

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