大通公園 おおどおりこうえん

油彩画 / 昭和以降 

三岸好太郎 (1903-1934)
みぎし こうたろう
昭和7年/1932
油彩・キャンバス
縦65.0×横80.3cm

大通公園
Odori Park
1932年
北海道立三岸好太郎美術館蔵[O-69]

1932(昭和7)年、三岸好太郎は8月末から約2ヶ月間、故郷札幌に滞在した。作品の制作、個展開催、講演会やラジオ講座、新聞への寄稿など旺盛な活動を繰り広げた。「初秋スケッチ」と題して札幌の風景を素描と文で綴った新聞連載の中で、三岸はほとんどこの油彩画と同じ構図で、大通公園を取り上げている。スケッチに添えられた文章には「望楼、市街を見る札幌望楼は幾多の事件を発見したであらう、望楼はこの市の巨人だ、この立派な姿が出来てから白亜の豊平館を中心とするあの付近一帯の風景を(札幌のあたへ得る特殊な風景)僕はたのしみにステーションにおりる、停車場通りのアカシヤの街路樹はそのための道案内だ」とある。
巨人にたとえられた望楼は、1927(昭和2)年に大通公園の東はずれの創成川沿いに建てられた札幌消防本部。現在の札幌テレビ塔のやや南側に位置し、1965年に取り壊されるまでその姿を見ることができた。本作では大通公園の西3丁目あたりから東をとらえている。望楼の右手の三角屋根の建物は、ツタの絡まる会堂の外観が親しまれ〈大通教会〉とも呼ばれていた札幌組合基督教会。左の木立は三岸が個展を開催した豊平館の庭である。初秋の札幌の空気をのびやかなタッチと独特の色づかいで表現している。

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