古川松根純忠之碑拓影
ふるかわまつねじゅんちゅうのひたくえい
概要
古川松根純忠之碑拓影
ふるかわまつねじゅんちゅうのひたくえい
題字「純忠之碑」は11代佐賀藩主・侯爵鍋島直大(直正嫡男)の篆額、撰文は後に『鍋島直正公傳』を著した久米邦武、書は相良頼善。明治23年(1890)、麻布賢崇寺境外の直正墓所入口に建立された。
松根が直正に殉死する前日にビールで別れの盃を交わしたことなど、自らの体験も交えながら久米が格調高くまとめている。「常に景随して左右を離れず尽くし、公(直正公)亦これを離すこと能わず」の言葉に象徴されるように、松根は幼少期から最期まで直正と生死をともにした側近中の側近だった。平成10年の墓所改葬に伴い佐賀へ移設され、現在は松原神社境内の松根社で見ることができる。
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徴古館