鍋島直正詩・直大書(写) なべしまなおまさし・なおひろしょ(うつし)

 / 明治 

相良頼善
さがらよりよし
明治時代
紙本墨書
縦136.3cm 横60.4cm
1幅
佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
公益財団法人鍋島報效会

10代佐賀藩主鍋島直正(1814~70)は隠居の前年にあたる万延元年(1860)、嫡男直大(なおひろ)に詩書を書き与えた。それが明治7年(1874)の佐賀の乱により焼失したことから、直大は後世に伝えるため明治17年夏に同詩を書したが、直大筆の書幅も現存していない。現存する本資料は、直大筆の書幅を、のちに旧佐賀藩士の相良頼善が転写したものである。
大意をとれば、論語・孟子・大学・中庸(四書と総称される儒教の経書)を学び、剣術・槍術・砲術・馬術といった武術に励み、道徳的な精神を伴う大らかな浩然の気を養えば、他家と並ぶことのない鍋島家独特の気風が醸成される、と解されよう。
直大がこれを謹書した明治17年夏とは、7月7日の華族令により侯爵に叙された時期である。明治4年からイギリスに留学し特命全権公使としてローマに赴任するなど長い西洋生活を現地で経験した後もなお、侯爵鍋島家のはじまりにあたる時期に直大は、父の言葉を書して「以て後に伝えん」とした。

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