津名郡由良浦ヨリ紀州友ヶ島迄海程御仮図 つなぐんゆらうらよりきしゅうともがしままでかいていおかりず

文久三亥五月廿五日誌之(1863.5.25)
紙本著色
151.8×103.2
1舗

淡路島の津名郡由良浦から紀伊国の沖友ヶ島まで、大阪湾の南の玄関口にあたる紀淡海峡を描いた図です。船路、大阪湾岸各港への里程、潮の干満、海底の深浅に関する記載があり、徳島藩が築造した高崎台場のほか、海底の出洲や岩礁についても詳しく描かれています。作成者は明らかでありませんが、特に由良浦側が詳しく記されています。同じく文久3年(1863)5月測定の「大坂・兵庫・友ヶ嶋海図」(当館蔵)とは異なり、近世的な手法で描かれていますが、情報量は豊富であり、大船通行の可否など、大型蒸気艦船の通行への配慮もみられます。文久3 年5 月1日、姉小路公知に拝謁した軍艦奉行並勝海舟は、「友ヶ島近傍測量の図」を呈して海軍創設や砲台の築造について議論したといわれています。明石海峡を描いた「岩屋浦明石近海測量之図」(文久3年頃作成・当館蔵)なども含め、当時、こうした絵図が数多く作成されたと考えられます。

【名品2019】【開国・開港】

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