写経断簡「瑜伽師地論(巻第二十八)」 ゆがしじろん

 / 平安 / 日本 

平安時代後期(藤原時代)/894~1185

「瑜伽師地論」
瑜伽論ともいう。
【成立】
AD300~350頃。
【内容】
100巻。瑜伽行派の根本書論の1つ。3世紀~4世紀頃のインドの小乗、大乗仏教研究を網羅し、さらにヴェーダ・五明等にまで及んで当時の学芸百科全書の観を呈しているが、特に瑜伽行者の境・行・果を明らかにし、阿頼耶識説、三性三無性説、万法唯識の道理が巧みに力説されている。
【後世への影響】
瑜伽師地論の影響を受けた論書に、顕揚聖教論、大乗阿毘達磨集論、摂大乗論、成唯識論、大乗荘厳経論など多数あり、解深密教とともに瑜伽行唯識思想派の根本聖典となっている。また瑜伽論の修得こそ玄奘がインドに渡った目的とまでいわれ、その後の中国においても基は瑜伽論略纂を、遁倫は瑜伽論記を著し、法相宗の「六経十一論」の11論第1にあげられる論書である。
【関連経典】
菩薩地持経・菩薩善戒経・決定蔵論・瑜伽師地論略纂・瑜伽師地論記

大蔵経全解説大事典(1998年)より抜粋

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