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蒔絵螺鈿鮫皮貼り住吉社図鞍袋形箱

まきえらでんさめかわばりすみよししゃずくらふくろがたはこ

概要

蒔絵螺鈿鮫皮貼り住吉社図鞍袋形箱

まきえらでんさめかわばりすみよししゃずくらふくろがたはこ

漆工 / 江戸

製作者不詳/京都製

江戸時代/17世紀初期

木に漆・鮫皮、蒔絵

高18.0 48.0×55.0

1合



来歴:1985神戸市立博物館

参考文献:

 螺鈿と黒漆によって碁盤縞にした周縁をもつ四つ葉形の窓を、大きく蓋表に配し、中に住吉神社の意匠を金平蒔絵と螺鈿で表現した洋箱。木製のトランクというべきものです。反橋(そりばし)と鳥居、社殿を中央に置き、水鳥、鶴、松などを装飾した雅趣あふれる伝統的意匠ですが、高度な技術で張った鮫皮(実際はエイの皮)や、側面を埋める花鳥の意匠構成は、ヨーロッパ人の好みを取り入れた輸出漆器特有の濃密さを示します。もとは、左右に提手があり、正面にも鍵のかかる錠金具があったらしいとかんがえられます。

【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】

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キーワード

蒔絵 / / / 螺鈿

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