明清書画扇面集 みんしんしょがせんめんしゅう

その他の美術 /    / 関東 

東京都
明~清時代/15~19世紀
843面
東京都台東区上野公園13-9
重文指定年月日:
国宝指定年月日:
登録年月日:20180612
登録美術品

 中国・明~清時代の書画名家の扇面形式によるコレクションで,中国近代の書画コレクションとして知られる小萬柳堂(しょうばんりゅうどう)旧蔵品である。
 もとは,中国泰州(たいしゅう)の人・宮本昂(きゅうほんこう)(字(あざな)は子行(しこう))・昱(いく)(字は玉甫(ぎょくほ))兄弟が収集したものである。兄本昂は山東(さんとう)知県を,弟昱は直隷知県(ちょくれいちけん)を務めた人物であるが,50年にわたる官遊の間任地において収集に努め,明~清時代の800余人の書画家の扇面を『書画扇存(しょがせんそん)』6集,1053面という形でまとめた。これらの作品は,本昂の遺言により親戚であった廉泉(れんせん)(1863‐1932)に譲渡された。
 廉泉は江蘇(こうそ)無錫(むしゃく)の人であり,清末に上海で教育事業や出版事業に携わった。また詩人や書画収集家としても知られる。小萬柳堂コレクションは,廉泉とその妻・呉芝瑛(ごしえい)(1868‐1933ないし1870‐1937)とともに築かれたもので,呉芝瑛もまた,詩人や書家として知られ,慈善事業や婦女教育にも尽くしている。
 廉泉は,大正時代に数回にわたり来日しているが,その際,自らのコレクションを持参し,東京大正博覧会や東京美術学校の展示会,神戸の南湖扇面美術館等でその一部を展観に供したり,図録や『扇面大観(せんめんたいかん)』等の選集の出版を行ったりしている。また,滞在中にコレクションの一部を売却しており,本扇面集も譲渡の交渉を大村西崖(おおむらせいがい)に託していることが知られる。
 本作は,もとの『書画扇存』1053面のうち,210面が失われ,843面(書361面,画482面)からなる。初集から6集の各…

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