南蛮人交易図屏風 なんばんじんこうえきずびょうぶ

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日本画 / 江戸 

狩野派
江戸時代/17世紀後期
紙本著色
(各)142.3×345.4cm
6曲1双
「探幽筆」の落款を削除した痕

来歴:1987神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館特別展『日本絵画のひみつ』図録 2011
・石沢俊「南蛮人交易図屏風-探幽による南蛮屏風の変容」(『神戸市立博物館研究紀要』第27号) 2011
・坂本満ほか編『南蛮屏風集成』中央公論美術出版 2008

長崎でのオランダ貿易をイメージしたものか、左隻には日本人・西欧人・中国人・韃靼人の交易と商家、右隻には海岸で布を風に晒す様子や、日本人と異国人との輪舞が描かれており、交易の活気に満ちています。

不揃いな紙継ぎは、本図が完成作でなく粉本であることを示します。両隻外側下部に「探幽筆」の書き込みを削除した痕があり、原本が江戸狩野の総帥・狩野探幽(1602-74)の考案とされていたことがわかります。輪舞の図様は江戸狩野に学んだ英一蝶(1652-1724)とも類似しており、江戸狩野における南蛮屏風の変容を考える上で興味深い作品です。

【南蛮美術】

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