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一休和尚像

いっきゅうおしょうぞう

作品概要

一休和尚像

いっきゅうおしょうぞう

絵画 / 室町

没倫紹等賛

室町時代・15世紀

紙本墨画淡彩

43.7×26.1(画は16.4×26.1)

1幅

銘文:墨斎筆一休自賛語

重要文化財

 体を斜めに向け、視線をこちらに送る人物。これは、室町時代の禅僧、一休宗純(そうじゅん)を描いた肖像画です。後世に創作されたとんち話でよく知られる一休ですが、実際は、過激な言動で当時の禅宗を痛烈に批判した、型破りな人でした。
 この肖像画の一休は、ぼさぼさの髪に深いしわ、伸び放題の無精ひげなど、あまり身だしなみが整っているようには見えません。実はこの絵、元々は下絵だったと考えられています。正式な肖像画を描く際に参照するものとして、細かい部分までありのままに描写したのでしょう。それにより、生々しいリアルな肖像となり、実際に一休と向かい合っているような緊張感が漂います。
 肖像画の上に書かれた文は、一休が残した言葉を弟子が写したものです。自分以外に禅を語れるものはいないと宣言しています。肖像画の一休の何ともふてぶてしい表情は、その宣言を反映しているかのようです。

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キーワード

肖像 / / 一休 / 禅僧

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