文化遺産オンライン

藤原佐理筆詩懐紙

ふじはらのすけまさひつしかいし

概要

藤原佐理筆詩懐紙

ふじはらのすけまさひつしかいし

/ 平安 / 日本

藤原佐理

ふじはらのすけまさ

平安/10世紀

紙本墨書

32.0×45.0㎝

1幅

香川県立ミュージアム

国宝

高松松平家資料
 有名な水戸黄門(徳川光圀)は、高松藩祖松平頼重の実弟としても知られる。光圀は、兄頼重を越えて水戸徳川家を継いだことを悔い、実子を高松松平家へ養子に出し、兄の子綱條を次の当主にすえただけでなく、水戸家当主が持つべき「藤原佐理筆詩懐紙」など水戸家伝来の家宝を兄に譲った。
 藤原佐理は、「三蹟」と称えられる平安時代の書の名人。佐理の書で最も古い「詩懐紙」には、若き佐理が詠んだ美しい春の詩が綴られている。先人の書と一線を画す、S字の運筆、起筆は軽く終筆は重いグラデーションなど見どころは多い。現存する最古の詩の懐紙としても貴重。

藤原佐理筆詩懐紙をもっと見る

藤原佐理をもっと見る

香川県立ミュージアムをもっと見る

キーワード

/ 松平 / 高松 /

関連作品

チェックした関連作品の検索