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陶製黒豹置物

作品概要

陶製黒豹置物

陶磁

小川雄平  (1885-1945)

オガワ、ユウヘイ

昭和8年/1933

陶器・置物・1

h22.0 w44.5 d12.3

小川雄平 1885-1945

陶製黒豹置物(とうせいくろひょうおきもの)

陶器
H.22.0, W.44.5, D.12.3cm 1933年

OGAWA Yuhei
Ceramic ornament: black panther
stoneware

小川雄平は、板谷波山・沼田一雅・二代宮川香山を顧問に、関東在住の陶芸家が集まり結成された「東陶会」の活動に参加し、中心的な作家として活躍した。作家としての活動は37歳という遅めのスタートであったが、帝展に美術工芸部が新設された年に初入選し、以後、毎年のように入選を果たした。作品は、陶彫の父と謳われた沼田に強い影響を受けたことから、動物をモチーフとした陶彫作品を数多く手掛け、その作風は、写実を基本としながらも情感あふれるフォルムを追求した。
本作品は1933年の第14回帝展で特選を受賞した《陶製黒豹置物》の姉妹作と考えられるもので尾の先の形状や釉調が異なる以外、口をやや開き、悠々と歩く様は、その作品の雰囲気を伝えている。四本の足の運びや肩から背中にかけての筋肉の動きなどからは、写実に基づく描写を大切にしていた小川の姿勢が垣間見られるが、漆黒の中に斑点が浮かぶ釉薬の表現には、陶彫作品としてのこだわりが強く感じられる。


1885年 岡山県吉備郡高松(現、岡山市高松)生まれ
1923年 海軍水路部に嘱託勤務中、陶彫家・沼田一雅の個展を観て感激し、37歳で沼田に入門し、陶彫作家をめざす。後に、世田谷区赤堤に窯を築く
1627年 帝展第4部(美術工芸部)の新設と同時に出品し初入選。1933年には特選受賞。同年、東陶会に参加
1934年 このころ、岩城硝子製造所に顧問として招かれ、パート・ド・ヴェールの開発研究を手掛ける。以後、陶彫とガラス作品を制作
1939年 沼田を中心に結成された日本陶彫会に参加

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