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弓を番えながら戯れる男女(ヴィバーサ・ラーギニー)

ゆみをつがえながらたわむれるだんじょ(ヴィバーサ・ラーギニー)

概要

弓を番えながら戯れる男女(ヴィバーサ・ラーギニー)

ゆみをつがえながらたわむれるだんじょ(ヴィバーサ・ラーギニー)

絵画 / その他アジア

ブーンディー派

制作地:インド

18世紀前半

紙に水彩、金彩

1枚

 インドでは、インド神話や、シヴァ神、ヴィシュヌ神などのヒンドゥー教の神々、王の肖像や歴史的なエピソード、男女の恋愛などさまざまなテーマを緻密なタッチと鮮やかな色彩で描いた、細密画と呼ばれる絵画のジャンルが発達しました。その中にラーガマーラと呼ばれる、音楽を絵画化した細密画があります。
 この作品は、ヴィバーサ・ラーギニーという、男女の愛をテーマとした楽曲を絵画化したものです。男女がベッドの上で身体を寄せ合い、男は夜が明けず二人の愛の時間が長く続くように、蓮のつぼみの矢をオスのクジャクに向けて射ようとしています。
 ヴィバーサ・ラーギニーではしばしば雄鶏(おんどり)を描いて夜明けが近いことを象徴しますが、この作品では雄鶏にかわってオスのクジャクが描かれているのが特徴です。

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