八雲山車人形「神武天皇」像
やくもだしにんぎょう「じんむてんのう」ぞう
概要
八雲山車人形「神武天皇」像
やくもだしにんぎょう「じんむてんのう」ぞう
明治
武人風立像。頭は威相。有髪・有髭。眉を吊り上げ、眼を見開き、口をひき結んで厳しい表情を表す。頭部正面に金色の三枝型宝冠をつける。着衣は筒袖の黒の下着に袴を着け、括り袖・黄褐色の長着をまとい、下半身に銀鼠色の腰布を当て、白帯で腰を締める。長靴をはく。頭 木製か。書き眼、胡粉地に彩色。髪・髭は植毛。眉は描き眉(現状)。左右の手先木製。脚部の長靴は構造不明。着衣は絹地錦織等。体部は竹製組み物。持物の杖・箭は竹製。冠は紙製か、止帯は合成皮革製。
総高210.0、頭高43.3、耳張29.6、右腕長28.0、左腕長29.0、右足底長30.0、左足底長31.0 (単位はcm)
一躯
桶川市指定
指定年月日:20210301
由来書によれば、明治20年以前に花車を購入したと見え、同25年に花車山車とも第一回の修理、続けて同44年には人形の頭や手の塗り替え・衣装等の仕立て直しを含めた第二回の大修理が行われたことが知られる。祇園祭が復活した昭和49年に大修理が行われ、祭に際して八雲の会所前に飾られていた。
有形民俗文化財
かつて桶川祇園祭で立花町(八雲)の山車に迫り上げられたが、大正時代に中山道に電線がひかれて以降は山車より降ろされ保管されてきた。