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独鈷状石器

どっこじょうせっき

概要

独鈷状石器

どっこじょうせっき

考古資料

縄文~弥生時代 3000年前~2000年前

石製

幅19.0 高5.0 厚4.0

1個

鶴嘴の頭部状の祭祀具である。近代に誂えて作ったとみられる神棚状の厨子が付属する。雷雨の後に土中から洗い出されて発見されることの多い石斧や石鏃等の太古の石器については、古来より世界各地で雷(雷神)との関わりが考えられ、信仰の対象になることがあった。中国においては、これら石器が霹靂碪や雷斧などと呼ばれ、その呼称は江戸時代の日本にも伝わり定着していた。歴史学や考古学に科学的な考え方が導入される明治時代以降においても、特異な形態を持つ石器は、超自然的な物体として民間で信仰されることが続いた。本品は、前近代において一般的であった石器の認識、発見、取り扱いの歴史を物語る資料である。

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キーワード

石器 / 縄文 / 石斧 /

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