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富貴長春図軸

ふうきちょうしゅんずじく

概要

富貴長春図軸

ふうきちょうしゅんずじく

絵画 / / 中国

張熊筆

制作地:中国

清時代・光緒10年(1884)

絹本着色

(本紙)169.3×82.5

1幅

銘文:富貴長春、群祝大壽 ; 甲申秋七月、鴛湖八十二老人張熊 ; 鈐印「張熊之印」 ; 張子祥 ; 鴛湖老人 ; 鑑蔵印「定静堂印」

張熊@ちょうゆう@は字を子祥、号を鴛湖外史といい、秀水(浙江省嘉興)の人で、後に上海で活躍しました。花卉に優れ、画風は周之冕@しゅうしべん@や王武@おうぶ@に似ると言われ、当時、上海、蘇州、杭州一帯で流行するほど好まれました。金石書画を豊富に収蔵し、篆刻や隷書も善くしました。
画面の手前には、富貴の象徴である牡丹や仙人に通じる水仙などの縁起のよい草花が、大きな寿石を囲むように配置され、その奥には長寿を象徴する立派な松と、「祝」と音通する竹が描きこまれています。右上の余白には張熊自ら得意の隷書で題を記しています。
(六人部克典氏執筆)(160323_t081)

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