筏井竹の門書簡《俳画についての意見「烏賊図」》(内島北朗宛)
いかだいたけのかどしょかん《はいがについてのいけん「いかず」》(うちじまほくろうあて)
概要
竹の門の俳句の弟子で陶芸家の内島北朗宛。世間の事は全て楽なことは無く、大きな事を思いつつ多くの人は何もできない。何でも一つしっかりしたものを掴んだら離さず、小さくてもよいのでよい質のものをつかめば充分だ。一度やりかけたら飽くまで頑強にやり通さねばならぬ。私は俳画だけでも中々重荷だが、これしかやれないから他事をやらないだけだ、などと助言している。