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年未詳七月十日付 前田利長書状(篠原長次宛)

ねんみしょうしちがつとおかづけ まえだとしながしょじょう しのはらながつぐあて

概要

年未詳七月十日付 前田利長書状(篠原長次宛)

ねんみしょうしちがつとおかづけ まえだとしながしょじょう しのはらながつぐあて

文書・書籍 / 江戸 / 富山県

前田利長  (1562~1614)

まえだとしなが

富山県高岡市

江戸時代初期(1608~11年)

紙本(折紙)墨書、軸装

〔本紙〕縦35.8㎝×横52.2㎝、〔全体〕138.8×66.9

1

富山県高岡市古城1-5

1-01-257

高岡市(高岡市立博物館保管)

加賀前田家2代当主・前田利長が盆にあたり鯖20枚を贈呈されたことに対する礼状である。
花押は利長が慶長13~16年(1608~11)に使用していたものである。
宛先の篠原織部(長次。1589~1649)は利長の父利家の3男で、利長の義弟。前田家重臣・篠原長重の養子となる。大坂冬・夏の陣で戦功をたて、義兄篠原一孝の没後、2400石を分与され3000石を知行。不祥事で配流された際、和歌山藩主徳川頼宣から6000石で招かれたが応じず、3ヶ月後、3代当主前田利常の信を回復して6000石となった。

【釈文】
盆之祝儀として
鯖廿指到来候、
心さし祝着候、
謹言、

 七月十日 利長(花押)

      篠原織部

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キーワード

利長 / 前田 / / 利常

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