六器「東寺」銘
ロッキ「トウジ」メイ
概要
密教修法のさい壇の上に並べ、華や香を供えるための器で、鋺(わん)と台、六組で一具をなす。やや高めの高台や口があまり広がらない鋺の形状は鎌倉時代の特色を示す。外底に「東寺」の銘を刻むが、鏨(たがね)彫りのタッチは制作当時のもので、もと京都・東寺(教王護国寺)に伝来した法具であることは疑いない。最近その存在が知られた品で、鎌倉期まで遡る一具揃いの六器としてきわめて貴重。
ロッキ「トウジ」メイ
密教修法のさい壇の上に並べ、華や香を供えるための器で、鋺(わん)と台、六組で一具をなす。やや高めの高台や口があまり広がらない鋺の形状は鎌倉時代の特色を示す。外底に「東寺」の銘を刻むが、鏨(たがね)彫りのタッチは制作当時のもので、もと京都・東寺(教王護国寺)に伝来した法具であることは疑いない。最近その存在が知られた品で、鎌倉期まで遡る一具揃いの六器としてきわめて貴重。
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